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「関心を持つきっかけになれば」と話しています。

沖縄戦や基地問題を県内外で発信している男性が沖縄市の中学校で平和講話を行いました。沖縄市の安慶田中学校で平和講話を行ったのは、県出身で、大学時代から沖縄戦や基地問題についてワークショップなどを行っている仲本和さん(24)です。

「戦後と戦前の狭間で」をテーマに多くの住民が亡くなった沖縄戦の実相やアメリカ軍基地がある沖縄の現状などについて生徒に実施したアンケートの結果をもとに講話を行いました。

そのなかで、「家族や親族で沖縄戦について話してくれる人がいるか」という質問に対し、全体のおよそ70パーセントが「いない」という結果だったことを報告。

仲本さんは、戦争体験者が減少し家庭内での継承が難しくなっていることに触れたうえで、「戦争を体験していない世代が沖縄戦の実相を学び語り継ぐことで記憶が次の世代につながる」と過去と現状について学ぶ大切さを語りました。

平和学習講師・仲本和さんは「体験していない人たちがどれだけ知識を蓄えて、どれだけ残せるか、その役割はここにいる皆一人一人が担わなきゃいけない」と述べました。

生徒たちは、仲本さんの話を真剣に聞きながら、自分たちにできる平和継承について考えているようでした。

講話を聞いた生徒は「普段お母さんとよく話すからきょう教えてもらったことをお母さんに教えていきたいと思います」と話しました。

講話を聞いた生徒は「自分一人一人がもっと積極的に考えることで平和に繋がっていくと思います」と話しました。

仲本さんは、「今回の講話が学生たちにとって関心をもってもらうキッカケになれば」と話していました。