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県がまとめたことし4月から6月の第1四半期の経済動向についてです。これは県統計課がまとめたデータに加えて国や日銀、それに県内の金融機関やシンクタンクが出している景況判断を県が分析したもので、県内景気は5期連続で回復の動きが強まっていると判断しました。

まずは「観光」から「物価」まで5つを見ていきます。観光客数は、国内観光客は去年の全国旅行支援がことしはなかったことで減りましたが、海外航空路線やクルーズ船の回復で外国客が増えたことにより、13期連続で前の年の同じ時期を上回りました。客室稼働率も増えています。

個人消費は百貨店・スーパー販売額が前年同期を上回りました。

建設関連では住宅は戸数、床面積ともに前年同期を下回ったものの住宅以外の建築物が前年同期越え、公共工事の請負額も前年同期を上回りました。

雇用情勢については完全失業率は改善し、有効求人倍率は8期連続で1倍を超え売り手市場が続いています。

そして物価は11期連続で前年同期を上回りました。

県ではこのように物価高が続く中個人消費に一部弱さが見られるものの、観光需要の増加が続き、雇用情勢も持ち直していることから「景気は5期連続で回復の動きが強まっている」という判断を示しました。