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2024年9月29日、読谷村で乗用車が祭りで規制された道路に侵入し見物人らをはねて逃走しました。警察は、ひき逃げ事件として捜査を始め、車を運転していた男性の行方を探しています。

2024年9月30日午後6時ごろから読谷村渡慶次で行われていた、「エイサー祭り」。各エリアの青年会が演舞を披露するとあって会場には、およそ300人が集まり賑わいをみせていました。しかし。

叫び声「キャ~!」アナウンス「車が暴走してます」「中はいってください」「119お願いします」。会場に響く悲鳴と必死に避難を呼びかける場内アナウンスが、当時の混乱の様子が伝わります。

警察などよりますと、2024年9月29日午後8時45分ごろ、読谷村の渡慶次公民館付近で「車が暴走している。人が複数はねられた」と目撃者から通報がありました。

乗用車は、路地から交通規制されていた会場周辺の道路に侵入し、見物に来ていた女子中学生2人と50代の男女2人をはねました。

男性は「声が聞こえて騒然としていたので、見に行ったら、人がひかれたという話をされていたので」と話しました。そのうち、50代の女性が骨盤など折る重傷で、ほかの3人も打撲などのけがを負いましたが、命に別状はないということです。

乗用車はその後、5台の車と接触しその場から逃走しましたが、警察は、現場付近の公共施設の駐車場で車を発見しました。

現場近くにいた人によりますと、車を運転していた男性は知人との間でトラブルがあったということです。警察は、ひき逃げ事件として捜査を始め男性の行方を探していますが、殺人未遂も視野に入れているということです。