高校バスケの日本一を決めるウインターカップをかけた県予選です。きのう男女ともに準決勝が行われ沖縄アリーナでの決勝戦のカードが決まりました。
集大成の大舞台、ウインターカップまであと2勝。女子準決勝はおととしまで大会5連覇「西原」と去年まで3年連続の準優勝「小禄」の一戦。小禄は小学校から同じチームで切磋琢磨してきた3年生2人がチームに勢いをつけます。
小禄#14富里 美生 選手「自分のシュートが入ったら仲間もそれに乗ってくれると思ったので自分が先に決めて流れを作るという事を意識して打った。」
小禄#15秋吉 寛那 選手「最初から最後まで自分と一緒に(チームに)残ってくれた美生と1・2年生で力を出し切れるように意識した。」
序盤から流れを引き寄せた小禄。最大26点差をつけ、優位に試合を進めます。一方の西原は3年生キャプテンの砂川佳奈のアシストで得点を重ねもう一人の3年生 宮城 陽菜の連続得点などで詰め寄ります。
西原#8宮城 陽菜(ひな)選手「皆で東京(ウインターカップ)に行くと強く思って頑張りました」
第4Q、2点差に詰め寄った西原は残り1秒、久手堅 梨帆のシュートで同点に追いつき勝負は延長戦へ突入します。オーバータイム残り1分で2点差。延長までもつれた一戦は小禄の猛攻を振り切った西原が勝利。王座奪還へ向け決勝へと進みます。
西原#4砂川 佳奈 主将「沖縄アリーナで最高の応援を借りながら自分たちのプレーでアリーナを盛り上げられたらと思う」
男子の準決勝は去年準優勝の「興南」とインターハイ県予選準優勝「沖縄水産」が激突しました。興南は今年入学した留学生を中心に連携のとれた攻撃で得点を重ねリードを奪います。対する沖縄水産は多くの3年生が引退した中でチームに残った唯一の3年生#34大神 幸士の3連続得点などで序盤から勢いある攻撃を展開。後輩たちもその姿に応えます。
沖縄水産#87新城 来斗 選手「3年生が少ない中、1人だけ残ってくれて先輩と一緒にアリーナ(決勝)にいくことを目標に掲げて練習をしてきました。」
果敢な攻めを見せる沖縄水産でしたが接戦の末、沖縄水産を振り切った興南が勝利。去年のリベンジをかけ決勝へと進みます。
興南#4 仲地 武盛 主将「優勝して全国でプレーできている姿を父兄の皆さんに見せられたら良いと思う。」
またそのほかの準決勝女子は昨年の大会で初優勝、石川と北中城の一戦。今年のインターハイ県予選準決勝と同じ対戦カードとなりました。69対51で石川が北中城を下し、2回目の優勝へ向け決勝進出を決めました。
石川#11城間 瑠華 選手「アリーナ(決勝)に行ける切符を掴めてまずはうれしい。でも内容的には自分たちのバスケットができずにいたのでアリーナに向けてチームで改善するべきかなと思う。コートに立てなかった人たちの分まで思いを背負って全力でプレーしてアリーナでは圧勝できるように頑張ります。」
男子は昨年王者美来工科とインターハイ県予選ベスト4コザが激突。91対64で美来工科がコザを下し2連覇がかかった決勝の舞台に進んでいます。
美来工科 #3 玉城 宏逢 主将「あと1ケ月あるので課題であるリバウンドを練習から意識して強みである速攻や3Pを伸ばして調整してやっていく。」
10月20日に行われるウインターカップをかけた決勝戦のカードはこのようになりました女子は石川対西原、そして男子は美来工科対興南となりました。