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2026年秋の完成に向け着々と再建が進む首里城正殿。正殿の守り神と呼ばれている「龍頭棟飾」の制作が南城市で進められています。

「龍頭棟飾」は首里城正殿の屋根を飾る「龍」をかたどった飾瓦で、正殿の唐破風屋根の中央と3階屋根の両端に据えられます。

制作が行われている南城市の工房では、「平成の復元」から携わっている陶芸家・山守隆吾さんや後継者育成のために集められた彫刻家や陶芸家など職人15人が作業を進めていました。

現場では、「吽形」と呼ばれる口を閉じた龍の頭の仮組みが行われ、ピースごとに区切られ作られた焼き物1点1点がパズルのように組み合わされていました。

陶芸家・山守隆吾さんは「我々が最後、感情的に高ぶるとしたら首里城の屋根に登って上がって、それを下から見た時ぐらいではないか、それまでは気が抜けないです」と話しました。

龍頭棟飾は、長さおよそ3・4m重さ1・5tと大きな焼き物で、1体当たり、およそ200個のピースを使用し納品される際には、鱗や顔の部分など、合わせて14個のパーツに分けられるということです。

陶芸家・玉城咲子さんは「中々できる経験ではないと思うので折角いただいた機会なので、しっかり勉強して今後も経験を活かした陶芸家になりたい」と話しました。

龍頭棟飾は、つくった後さらに屋根に取り付けるという大仕事が待っていますがここまで順調に作業進んでいるようでこれからが楽しみですね!