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2026年秋の完成をめざし再建工事が進む首里城正殿。県は2024年9月19日、瓦や彫刻などの制作について監修する会議を開きこれまでに復興基金を活用した資材の調達や制作物などの進捗状況を確認しました。
首里城正殿の再建工事には、国内外から寄せられた寄付金およそ59億円あまりが瓦や彫刻、装飾などの復元に活用されています。
9月19日那覇市で県が設置している首里城復興基金事業の監修会議が開かれ、担当者が、これまで基金を活用し制作した唐波風懸魚や御差床の羽目板などの搬入と、納品が予定されている龍頭棟飾などの製作物の進捗状況について委員に報告しました。
首里城復興基金事業監修会議・田名真之委員長は「本監修会議において確認・検討をおこなってきた製作物が正殿工事と合わせて次々と搬入をされている状況ですので監修会議としては感慨深いものがある」と述べました。
そのなかで、今回の再建作業は、技術を継承する貴重な機会だとして動画や写真で撮影した製作過程を資料として保存することを確認。また、これらの資料が将来の修復など様々な場面で活用が想定されるとして、保管のあり方などについて監修会議で引き続き検討するとしています。