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中国を念頭にした日米の安全保障戦略に一定の理解を示した一方で、基地問題や台湾有事について討議しました。

現地時間の9月9日、玉城知事のアメリカ訪問活動が本格始動し、共和党系のシンクタンクで講演しました。玉城知事が訪問したのは、共和党系のシンクタンク「ハドソン研究所」です。

知事は、基調講演で、英語で沖縄の基地問題について説明した後、県の地域外交の取り組みを紹介し、「地方自治体として地域の平和と安定に貢献したい」と述べました。

講演の後、研究所のワインスタイン日本部長と対談し、その中で知事は、「台湾有事の際に自衛隊やアメリカ軍はどのような行動をするか」と問われ、見解を述べました。

玉城知事は「台湾有事は日本有事という言葉が非常に、私の考えからすると危ういくらい一人歩きしているのではないか」と述べました。

一方、知事は中国を念頭に日米などが打ち出している「自由で開かれたインド太平洋」構想への理解を示したほか、尖閣諸島が日本の領土としてアメリカから返還された認識であると述べました。

日程終了後の取材で玉城知事は、「政府間合意は承知しているが、軍事力・抑止力だけに頼る外交であってはならない」としています。