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伊平屋村が取り組む観光DXについてお伝えします。伊平屋島へは行ったことありますか?県内に住んでいても伊平屋島まで足を運んだという人は多くないとは思うのですが、その要因として、伊平屋は本島周辺の11の離島の中で一番時間がかかるからです。

こちらご覧ください。待ち時間を入れずに移動時間だけで比べたものですが、那覇空港から一番近いのが路線バスと高速船を乗り継ぐ渡嘉敷島が1時間10分。本島北部の運天港まで高速バスで行ってフェリーで向かう伊平屋島はなんと4時間20分もかかってしまうんですね。

そこで、伊平屋村は東京のソフトウェア会社と連携してDX化に取り組むことになりました。きのう伊平屋村と業務提携を結んだのは主に携帯コンテンツ事業を手掛けるジョルダン株式会社です。

伊平屋村は島に入る唯一の手段の「フェリーいへや」のチケットをジョルダン社のサービスを活用したモバイルチケットにする事で旅行者の利便性と満足度を高める狙いがあります。

具体的にはフェリー予約のシステムからレンタカーやキャンプ場、それにアクティビティーツアーの予約が出来るようになります。また観光客がどこで何をしたのかなどのデータを集める事でマーケティングにも役立てたい考えです。

名嘉律夫伊平屋村長は「これにより伊平屋村だけでなく沖縄全体の観光利便性と満足度が向上することを確信しております。」と期待を示しジョルダン株式会社佐藤俊和社長は「我々も一生懸命頑張りますので新しい観光がここから出来るというそんな未来に持っていけたらと思います。」と語りました。

ジョルダン社のシステムを使ったフェリーのモバイルチケット導入は今年度中にスタートの予定だという事です。