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「在沖アメリカ軍が南西諸島で自衛隊との協力機会を作っていくのであれば、地元の信頼を培うために慎重かつ地道な努力が必要」と述べました。

世界情勢や、日本と沖縄の外交のあり方を考える講演会が2024年9月9日那覇市で開かれました。この講演会は、県内の経営者などでつくる沖縄経済同友会の定例会で開かれたもので、外務省沖縄事務所の宮川学特命全権大使が登壇しました。

宮川大使は、アメリカ大統領選挙の最新情勢を紹介した上で、アメリカと日本は、未来に向けたグローバルなパートナーであり「民主党と共和党の双方と関係を強化・維持していく必要がある」と強調しました。

また、尖閣諸島周辺の中国公船の動きに触れ、南西諸島の自衛隊配備について次のように述べました。

宮川学特命全権大使は「今後、在沖米軍が南西諸島での自衛隊との色々な協力の機会を作っていくのであれば、地元の方々の信頼を醸成するために、慎重かつ地道な努力が必要かと思われます」と述べました。

一方、中国との関係についても「台湾有事の可能性を排除出来ない」と、対話と交流を絶やさない事が重要という見方を示し、沖縄としても、若者同士の文化交流や環境や医療などの分野で交易や投資を進める必要性を訴えました。