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6月、本島内の施設で成人女性に性的暴行を加えたとして県警は、9月5日付けでアメリカ海兵隊員の男を書類送検しました。

不同意性交等致傷の疑いで書類送検されたのは、アメリカ海兵隊員の20代の男です。

県警によりますと海兵隊員は、2024年6月、本島内の施設で成人女性に性的暴行を加えた疑いがもたれています。被害女性と海兵隊員とは、面識があり女性は、事件直後に病院を受診、その後、関係者から警察に通報があり事件が発覚しました。

警察は、海兵隊員から任意で事情聴取し、防犯カメラや女性から話を聞くなどして捜査を進めた結果、9月5日付けで那覇地検に送致しました。

警察は、捜査に支障があるとして男の認否を明らかにせず、海兵隊員の身柄の引き渡しは、求めていないということです。

2024年6月、軍関係者による性的暴行事件が発覚した際、国や警察、地検は、プライバシー保護などを理由に事件を公表せず問題となり2024年7月に、容疑者が逮捕または書類送検されたあと、県警から県などの関係機関へ情報を伝達するよう情報共有体制を見直し、今回の事件は情報共有体制の運用を見直してから初めてのケースとなりました。

林官房長官は「捜査当局において捜査中の事案。その内容について政府としてコメントすることは差し控える」と述べました。

林官房長官は、9月5日の会見で、事件への直接の評価は避けたうえで、「事件事故防止の徹底を引き続きアメリカ側に求める」と述べました。

一方、県は、今回の事件について「県警の説明から、被害者が報道してほしくないとの意向を強く示している」「県として、被害者の心情に配慮し積極的に発信することは控えたい」と声明を出しました。