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機体は、アメリカ本土の基地の所属で、外来機とみられます。アメリカ空軍は2024年9月3日午後、嘉手納基地でパラシュート降下訓練を行い、3か月連続の実施となりました。

塚崎昇平記者は「午後1時です。いまアメリカ空軍の輸送機から隊員が飛び出しました。パラシュートを開き、嘉手納基地の滑走路付近にゆっくりと降りていきます」と伝えました。

日本とアメリカの合意でパラシュート降下訓練は、伊江島補助飛行場で行うことになっていますが、アメリカ軍は、伊江島の滑走路状態を理由に、2023年12月から断続的に嘉手納基地で降下訓練を行ってきました。

3か月連続での実施となった2024年9月3日午後の訓練では、空軍の輸送機から兵士10人余りが2回に分けてパラシュートで降下し、基地の中に着地しました。訓練に参加した輸送機は、フロリダ州の基地所属とみられています。

QABは、空軍に外来機が訓練を行った経緯を質問しましたが、2024年9月3日午後6時までに回答はありませんでした。

訓練の実施で、基地に隣接する嘉手納町・沖縄市・北谷町の三連協はコメントを出し「なし崩し的な運用による基地負担の増加を非常に危惧する」として、訓練を行わないように改めて求めました。

県は9月4日、伊藤防衛局長と外務省の宮川全権大使を県庁に呼び出し抗議する方針です。また、玉城知事は先ほどコメント発表し「県民の思いを踏みにじるもので大変遺憾。嘉手納基地での訓練が常態化していると言わざるを得ない」と非難しました。