FC琉球はおととい、「全島サッカー祭り」というイベントを開催して、ジンベーニョのTシャツを配布していました。FC琉球は1カ月ぶりのホーム戦でした。8755人のサポーターを前に鳥取と対戦しました。
先週金曜日、Jリーグ・野々村芳和チェアマンがQABを訪れました。選手として活躍した後、「コンサドーレ札幌」の代表を経て、おととし49歳でJリーグのチェアマンに就任した野々村氏。今回はリーグ戦の視察で沖縄を訪れていて、県内のサッカーの展望や、FC琉球の戦いについて話しました。
Jリーグ 野々村芳和チェアマン「盛り上げ方が沖縄ならではものがあると思っていて、クラブだけではなくてそこに集まった人たちみんなで楽しい雰囲気だったよねというものを、みんなで良いものを作ってほしい」
おととい行われた1か月ぶりのホーム戦では「全島サッカーまつり」と題して、ステージでは、89高木大輔(たかぎ・だいすけ)選手が子供たちと触れ合ったり、ジンベーニョのベースボールシャツを配布したりするなど、様々なイベントが開催されました。
ひやごんには今シーズン最多8755人のサポーターが集まりました。FC琉球はここまで2連勝中で、J3・20チーム中9位とJ2昇格プレーオフ圏内の6位に近づいています。15位のガイナーレ鳥取と対戦。しかし、3連勝中と勢いに乗っている相手が積極的にゴールに迫り、キーパー東ジョンが前に出て難を逃れます。
そんな中、先制したのはFC琉球。前半27分、コーナーキックから、こぼれたボールを14鈴木順也(すずき・じゅんや)。去年まで3シーズン所属していた古巣を相手に移籍後初ゴールで、先制点を奪います。
守備力が課題のFC琉球、東ジョンを中心に連携したプレーでゴールを守ると、前半終了間際、今度はフリーキックから27重松健太郎(しげまつ・けんたろう)がヘディングシュート。7月に期限付き移籍で加入の重松が初ゴールを決め、2対0で、前半を終了します。
しかし、後半、一瞬の隙を突かれてシュートを決められ、1点を失います。1点差と緊迫したゲームの中、後半終了間際、ゴール前の混戦からルーキー39庵原篤人(いはら・あつひと)が決め、ダメ押しの3点目。FC琉球での初ゴールを決めた3人の得点で、今シーズン初の3連勝を収めました!
FC琉球 14鈴木順也(すずき・じゅんや)「今年なかなかチャンスがありながら取れていなかったので、狙っていた良い形で決める事が出来てよかった。たくさんお客さんが入った中で勝つことができて大きい一勝だった。」
試合終了後には、この日最後のイベント、「日本一のスタジアム花火」が行われピッチの中から大勢の家族がFC琉球の勝利と美しい花火を目に焼き付けました。
FC琉球サポーター「最後のがとてもきれいだった」
FC琉球サポーター「花火きれいだった」
FC琉球サポーター「宮古から来て勝った試合が見られたのでよかった!」
FC琉球サポーター「楽しかった!」
逃げ切り勝利で見事な3連勝でした。ルヴァンカップのガンバ大阪戦やセレッソ大阪戦を大きく上回る、今季最多の8755人の前で勝てたのがよかったですね。これでJ3の順位を7位に上げています。残り12試合でまず、めざすは6位以上。「J2昇格プレーオフ圏内」です。
6位のツエーゲン金沢とは勝ち点の差がわずか1。もう少しで手が届くところですが、8位の松本山雅FCも勝ち点1の差で迫っています。1試合の結果で順位が大きく変わる混戦が続いています。