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沖縄の「エコツーリズム」の支援を強化していこうと、豊見城市でレンタカー事業を展開する企業が中国大手電気自動車メーカーのEVレンタカーの導入を開始しました。

29日から本格的に導入されたのは、中国の大手電気自動車メーカー・BYDのEV車「ドルフィン・ロングレンジ」で、那覇空港店のほか宮古空港、石垣空港のバジェットレンタカーの店舗であわせて130台の運用が始まりました。

県内のレンタカーの平均走行距離はおよそ290キロに対し、このEV車は一回の充電で470キロあまりを走行できます。今年3月から試験導入を実施していて、途中で充電することなく返却する利用者も多く、二酸化炭素を排出しないだけでなく環境保護やエコツーリズムへの貢献につなげていく狙いです。

エバーグリーンモビリティの濱田剛社長は「沖縄は二次交通が不足している。観光を満喫するためにはレンタカーが不可欠である。沖縄を訪れる人たちに自然に負荷をかけない車で隅々まで訪れて魅力を満喫して笑顔になって頂く」と述べました。

バジェットレンタカーは豊見城市と災害協定を締結していて、災害時には市内の避難所などで動く非常用電源としてEV車が活用されます。