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太平洋戦争当時、アメリカ軍に撃沈された学童疎開船「対馬丸」の悲劇を後世に伝えていこうと那覇市の小学校に犠牲者の名前が刻まれたモニュメントが設置されました。

除幕セレモニー「どうぞお引き下さい」

那覇市の泊小学校で行われた除幕式には児童や遺族などおよそ200人が参加して平和への思いを新たにしていました。

「対馬丸」は、太平洋戦争当時、1944年8月22日那覇港を出て九州へ向かう途中でアメリカ軍の攻撃を受けて沈没、1484人が犠牲になり半分以上を占める784人が那覇市内にある国民学校の児童でした。

除幕式で、対馬丸記念会の髙良政勝代表理事が「このモニュメントを通して亡くなった先輩たちの夢や希望を引き継いでほしい」と述べました。

児童を代表して6年生の曽根稜月さんは「戦争を知らない私たちが過去を学び同じことを繰り返さないことが大切」と訴えました。