※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

沖縄戦で旧日本軍が司令部として使用した糸満市摩文仁の壕の内部を3D映像化し公開する企画展が、8月19日から平和祈念公園内で始まりました。

8月19日から公開された3Dアニメーションは、沖縄戦で南部撤退した旧日本軍が、糸満市摩文仁に構えた司令部壕の内部を撮影したものです。

将来、崩落などガマの形が変わってしまう前に、現状を残す取り組みとして戦没者遺骨収集情報センターが、埋蔵文化財の発掘などをサポートする「ティガネー」と2023年から共同で調査を行いました。

8日間かけて4600枚あまり撮影した内部の写真と位置情報とあわせて、全長80メートルの全容を記録、そのなかで、人為的に作られたようなくぼみやガマを掘り進めて繋げたような痕跡が見つかったということです。

県平和祈念財団の松川満事務局長は「これは貴重だなと直感的に思いました。平和学習にも活かせると思いますのでみなさまぜひご覧になっていただきたいなと思う次第です」と話しました。

制作過程を見ることができる企画展は、2024年9月下旬まで行われています。