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国内での発見は2例目となる希少なカニが久米島沖で捕獲され、本部町の美ら海水族館で公開されて人気を集めています。生きた姿で展示されるのは世界初だということです。

なが~い脚とふさふさとした毛が印象的な「ケブカミズヒキガニ」。久米島沖の水深およそ600メートルで捕獲され、一番後ろにある脚の先端がハサミ状に変化していないのが特徴です。

国内では2006年に初めて沖ノ鳥島の南で捕獲されて以来、2例目の発見となりました。これまで飼育例がないだけに生態は多くの謎に包まれています。

沖縄美ら海水族館・馬場雄一郎飼育員は「海から来て一カ月くらい経ちますが、少しずつ魚の切り身などに反応しだしているところで、何を食べるかまだわかっていない。これから飼育する上で謎を解き明かしていこうと考えています」と話していました。

生きた姿での公開は初めてだというだけあって、深海の謎多き生き物に人気が集まっています。