楽園の海、案内は水中カメラマン長田勇さんです
長田勇さん「よろしくお願いします」
今回のテーマは「きらめく慶良間諸島の世界」です。
長田勇さん「今回は久しぶりに日帰りでケラマ諸島へ行ってきました!」
楽しみですね、ではVTRご覧ください
長田勇さん「トロピコ号に乗って那覇の港を出港します。船長は太田誠さん。ガイドは漆原樹さんと足立真弓さんです。およそ50分かけてケラマ諸島へ」
ワクワクしますね!
長田勇さん「まずは私の大好きなポイント「黒島北ツインロック」です」
ダイナミックな風景です!なんて美しい場所なんでしょうか。
長田勇さん「お花畑のような景色の場所ですねキンギョハナダイやキホシスズメダイが色を添えてくれています。」
皆さん、なにかをのぞき込んでいますね。
長田勇さん「後ろから見ると、尻尾が見えました。ネムリブカです。体長は50cmほどの赤ちゃんサイズ。2ヶ月ほど同じ場所に住み着いているようです。近くの岩陰には体長70cmのネムリブカがいました。ここのポイントでは高い確率で遭遇できます。同じ岩陰ではタコの求愛も見ることが出来ました。」
ほんとだ!よく見ると2匹、こんな風に体の色を変えられるのですね。
長田勇さん「他の魚がひたすらタコを攻撃。どうやらミツボシクロスズメダイの縄張りに入ってしまったようです。ひたすら邪魔されてました。」
タコ無念・・・変わって美しい水の色です!
長田勇さん「浅瀬で群れている魚はギンユゴイです塩通しの良いところでしか見られない、個体数の少ない魚なんです。」
しっぽがかわいいですね。
長田勇さん「ワンポイント、かっこいいですよね変わって夏の海という感じ、美しい」
長田勇さん「私は、夏の穏やかな日に水深5mくらいから、水面を見上げるのが大好きなんです。青空に雲、そしてキラキラ輝くキビナゴ。」
癒されます。キビナゴなんですね。
長田勇さん「次に向かうポイントはウチザン礁。」
続々とエントリーですね。
長田勇さん「ここのポイントの見所は、大物との遭遇率の高さです。透明度25mの海へ」
そう言っているうちに現れましたね!
長田勇さん「なんとエントリーしてから1分後にはロウニンアジと遭遇出来ました。体長80cm。」
すばらしい映像!
長田勇さん「さらに数は増えて3匹に。」
これはすごい迫力!
長田勇さん「餌付けしているわけではないので、ダイバーを縄張り争いの敵とみなして近づいてくるんでしょうね〜」
このポイントのまさに猛者ですね。
長田勇さん「さて、ここのポイントは、とにかく魚が多い。」
なんて豊かな海
長田勇さん「大きな岩を様々な魚が棲家として利用しているんです。一番奥にいるのは、赤黒いヒメフエダイの群れです」
みんな同じ向きでおもしろい。種類が違ってもちゃんと共存してるんですね。
長田勇さん「こちらは阪神タイガースファンに人気のあるムスジコショウダイ。」
色鮮やか!
長田勇さん「そして釣り人に人気のあるイシガキダイの姿も。岩場から離れて外を泳ぐ姿は滅多に見られないんですが、この日は3匹が連なって泳いでいました」
気持ちよさそう、そしてみなさんが集まってますね。
長田勇さん「ダイバーに囲まれたその中央にいる生き物はマダラエイです普段、ダイバーが近づくとすぐ逃げていくんですが、この日は留まったまんま。背中がやけに盛り上がっているため、食事中のようでした。それなりに大きな獲物をゲットしたんでしょうね。これは尻尾ですが毒針が付いてます。」
こんな風にじっくり見たのは初めてです。
長田勇さん「とても危険ではありますが、ダイバーがちょっかいを出さない限り襲われることはありません。 マンタよりも個体数が少ないため、出会えたらラッキーな生き物なんです。」
大きいんですね!すごい。そして慶良間の海すばらしいですね。
長田勇さん「たくさんの大物とも出会えて改めて、沖縄の海のポテンシャルに感動しました。」
ありがとうございました。楽園の海でした。