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「母への思いを胸に挑んだパリ五輪」ウエイトリフティング宮本昌典

パリオリンピックウエイトリフティング男子73キロ級、日本代表、那覇市出身の宮本昌典(みやもと まさのり)選手が8日、競技に臨みました。

宮本昌典は那覇市出身。73キロ級の日本記録保持者で世界ランク3位。前回の東京五輪では7位でしたがその後、母を病気で亡くしました。母への思いも胸にメダル獲得が期待される宮本が日本勢40年ぶりのメダル獲得へ試技に臨みました。

ウエイトリフティングは、「スナッチ」と「クリーン&ジャーク」の2つの種目を3回ずつ行いそれぞれの最高重量を合計した成績で順位を競います。まずは1動作でバーベルを頭上にあげる種目「スナッチ」。2回目に151キロを挙げましたが、3回目の155キロは失敗。自らの日本記録より7キロ少ない記録となりました。

続いて2つの動作を組み合わせて持ち上げる種目「クリーン&ジャーク」。1つ目の動作で、バーベルを肩の高さくらいまで持ち上げて立ち上がりその後、2つ目の動作で頭の上までバーベルをさらに持ち上げます。

2回目 187キロを挙げると、最後の試技3回目はメダル獲得へ逆転を狙い自らの日本記録を1キロ上回る193キロに挑戦。3回目は失敗に終わり宮本の合計は388キロ。結果は6位入賞と大会前に怪我をし十分な練習ができなかったとしながらも奮闘し2大会連続の入賞を果たしました。

宮本昌典 選手 インタビュー「悔しいですし期待を寄せられていた分申し訳なさがあります」「次のロサンゼルス五輪は応援に来てください。パリに来て日本人の声援が力になったしもっと力を倍増してロサンゼルス五輪ではメダルを取ります。」