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第106回全国高校野球選手権記念大会

いよいよ開幕した夏の甲子園。大阪桐蔭とのあすの初戦に向けて興南は前日練習に汗を流しています。

寺崎未来「あす行われる強豪・大阪桐蔭との試合に向けウォーミングアップが始まりました」

ついに初戦を迎える興南の前日練習。甲子園に近い西宮市のグラウンドで選手たちが最後の調整を行いました。けさ行われた開会式では、出場する49校の先陣を切って登場した興南。キャプテン・石川駿介を中心に堂々と行進しました。

興南石川駿介主将「ミーティングの中で守備からリズムを作って良いリズムを攻撃につなげていこうと話し合った」

練習では74歳の我喜屋優監督自ら外野にノックを打ち、思いを込めた打球を選手たちに飛ばしていました。固い守りから試合のペースをつかむ興南野球は、沖縄大会でも甲子園でも変わりません。

興南我喜屋優監督「どう“味のある野球”をするのか楽しみにしている方が多いのではないか」「早く(足を)地につけて自分のペース雰囲気で野球をやってもらいたい」

バッティングでは。150キロ超えのストレートを投げる相手のピッチャー陣を想定し通常よりも前から速球を投げ、ボールをミートする練習をしていました。「ボールの上を叩く意識」で先制点を取ることが重要だという認識をチーム内で共有しています。

そしてエース・田崎颯士はキャッチャーを座らせストレートや変化球など22球。左バッターが多い強打の大阪桐蔭打線を意識し、コースを突くピッチングを心がけていました。憧れの舞台・甲子園のマウンドをあすに控え、Max149km左腕は気合十分です。

興南田崎颯士選手「小さいころから甲子園のマウンドで投げたいと思って興南高校来たので良い選手と戦えるのを楽しみながらチームに流れを持ってくるピッチングをしてチームの勝ちに貢献出来たらと思う」

興南石川駿介主将「相手は強いチームだと思うけど相手のペースではなく自分たちのペースで自分たちの野球をしっかりやって県民に感動と勇気を与えられるゲームをしたい」

興南は勝てば2018年以来6年ぶりの甲子園勝利。打倒・大阪桐蔭をめざします。