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沖縄戦で旧日本軍が首里城の地下に設置した第32軍司令部壕の保存や公開方法を検討する委員会が那覇市で開かれました。

この検討委員会は、沖縄戦の実相と教訓を次世代へ伝える重要な戦跡として、第32軍司令部壕の保存と公開方法を探ろうと県が開いたものです。

1回目の会合には、沖縄戦研究者や平和ガイドなど委員に選出された12人が出席し、県から、壕の保存に向けた整備と公開に向けた整備を同時並行で進める計画案が説明されましたが、委員会からは、既に天井が崩落している場所もあるなど壕の中の安全性についての指摘が相次ぎました。

その上で、公開方法については「壕内に入らず、周辺に案内施設を設置することも検討すべき」と意見が出るなど、保存と公開整備の両立の難しさが浮き彫りになりました。

次回の委員会は、2024年9月開催の予定で県では、2024年度中に基本計画を策定する方針です。