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続いては話題の経済情報やトレンドをより詳しくお伝えする「注目ビズ」きょうは我々の生活に身近な「コンビニ業界」の話題です。

セブンイレブンの沖縄進出から5年が経ちました。今、県内のコンビニ市場に起きている起きな変化について金城記者の取材です。

金城有芽乃記者「那覇市久茂地のQABを出て目の前にあるのが、ローソン。道を渡るとファミリーマートがあります。さらに!向かいにはセブンイレブン。実はこのように今、県内のコンビニ市場、せめぎ合っているんです!」

QAB本社近くを調べただけでもコンビニ3社が極めて狭い地域に立地している箇所があわせて3カ所も!

人口1万人あたりのコンビニ店舗数を見るとセブン‐イレブンが沖縄に進出する前の2019年は全国45位でしたが今年4月には全国3位まで急上昇しているのです。2019年に県内初出店したセブン‐イレブン!当時、大きな話題となりました。

セブン‐イレブン・沖縄 久鍋研二社長「短期間でこれほどの出店をするって多分過去に例のない内容だと思います」

進出から5年「近くて便利」がキャッチフレーズのセブンイレブンは、一定の地域に集中して店を出し、その地域でのシェアを拡げる「ドミナント戦略」を実施。店舗数は現在、173店舗にのぼります。

セブン進出から5年 ひそかに起きていた沖縄コンビニ戦国時代!営業戦略トップに聞く今後!/ビジネスキャッチー

セブン‐イレブン・沖縄 久鍋研二社長「お客さんから一番に言われるのは『セブンイレブンの商品美味しい!』圧倒的な品質・味でお客さんに喜んでもらえるものを提供し続けることが私たちの中での評価・強みだと思っている」

セブン‐イレブンでは、金のシリーズなど「全国規格の商品」を主軸としながらも近年はタコライスなど沖縄地区限定商品の開発も進めていました。

沖縄ファミリーマート 糸数剛一(いとかず・ごういち)社長「全国的にはセブン‐イレブンさんはナンバーワンチェーンなので、必ず沖縄に来るというのは20年前から想定していた」

当時をこう振り返るのは、沖縄ファミリーマートの糸数社長。お弁当からホットスナックにお酒まで!至るところで感じる「沖縄色」およそ8割が県内限定商品なんです。

沖縄ファミリーマート 糸数剛一(いとかず・ごういち)社長「地域ド密着は地元の人に対するものではなくて地域の人にド密着されて支持されているものは観光客が欲する観光スポットも変わってきていて地元の人に人気があるところへ行くようになっている」

セブン進出から5年 ひそかに起きていた沖縄コンビニ戦国時代!営業戦略トップに聞く今後!/ビジネスキャッチー

「地域ド密着」と銘打って去年から各自治体とコラボ商品を開発。さらにコンビニという枠を超えて「ファミンチュクラブ」という新ウェブサイトを立ち上げました!

サイトはコンビニに並ぶ商品とは別の体験が出来る仕組みを作ろうというもので店舗で買うだけではない顧客との新たな関係構築を目指しています。

ローソン沖縄 遅沢正晃(おそざわ・まさあき)営業本部長「沖縄の志向にあった商品に変えていく事で支持が高まって売上が二桁伸長している」

スパムフライにヤギ汁まで!「県内限定商品」の開発に力を入れるのが、ローソン沖縄。2009年のサンエーとの資本提携以降、そのノウハウをもとに「県民に愛される味」を追及してきました。強みは、店内調理です。記者(Q.やっぱりその場で調理すると違いますか)ローソン沖縄歴20年 瀬名波恵理(せなは・えり)さん「保存できるものは防腐剤とか入っていたりするから」

タイミングを合わせれば「出来立て弁当」を食べることもできます!

ローソン沖縄 遅沢正晃(おそざわ・まさあき)営業本部長「対面というのにこだわってやってきているのが非常に強み」

セブン進出から5年 ひそかに起きていた沖縄コンビニ戦国時代!営業戦略トップに聞く今後!/ビジネスキャッチー

公開されている3社の純利益を見てみますと。最も高い利益を出しているのが沖縄ファミリーマート。セブンイレブン沖縄は単体ではまだ利益を出せていない状況ですが目標の店舗数が達成できれば先発2社に負けない勢いがあります。

セブン‐イレブン・沖縄 久鍋研二社長「セブン‐イレブンは今後、『商品の品質とサービス』に注目!」「お客様の目的によってお店を選んでいく時代に入っていると思っている。」「『あの店で楽しく買い物したい』と思える店を今後は作っていきたい」

沖縄ファミリーマート 糸数剛一社長「ファミリーマートは今後、生活総合便利店に注目!」「(顧客が)スマホやパソコンからファミリーマートの便利なサービスを受ける。アプローチの仕方が物理的な店舗だけではなくネットでもできるそれが生活総合便利店」

ローソン沖縄 遅沢正晃営業本部長「ローソンは今後、『沖縄コラボ商品』に注目!」「地元のメーカーさんと沖縄県を盛り上げていくという中では、こういったいい商品を店頭に並べることで集客にも繋がっていくと思いますので、こういった商品をどんどん開発していきたい」

「沖縄で支持されるコンビニ」を目指す各社の奮闘から目が離せません!

アナウンサー「言われてみれば、ここ数年でコンビニの数増えましたしコンビニの隣に、新しく違うコンビニができている!っていうの見かけますよね!」

競争が激しくなるほど、色々な商品が生み出されて消費者にとっては有益ですよね。

今や私たちの生活から切り離せない存在のコンビニ切磋琢磨しながら発展して欲しいです!以上、ビジネスキャッチ―でした。