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首里城正殿の復元にあわせて子孫繁栄の文様が施された木彫刻の羽目板が完成し2024年7月21日搬入されました。

完成した羽目板は、首里城正殿の2階、国王が鎮座する御差床の須弥壇の床側面に設置されるもので2024年7月21日報道陣に公開されました。

子孫繁栄を意味する葡萄と栗鼠の文様が施されていて県立芸術大学が2023年7月から1年あまりかけ下絵から製作を行いました。

県立芸術大学・彫刻専攻の尾長恵那准教授は「私自身は今回の復元が未来永劫残って欲しいとは思っていなくて、これから研究が進んで新たな知見がでてきたらもう一度その時に誰かが作って欲しい、その時は芸大で学んでいる学生が携わって欲しいなと思っています」と述べました。

搬入後は、技術検討委員会で羽目板の色を決め塗装された後、2025年の夏から秋にかけて御差床にはめ込まれる予定です。