高校野球夏の沖縄大会は、ついにベスト4が決まりました。きのう行われた準々決勝4試合です。
ウェルネス対北山
那覇の第1試合、去年準優勝のウェルネスと6年ぶりのベスト8・北山の一戦。ウェルネスは7回にも1点を追加し4点リードで迎えた9回。（4-0）1アウト２・３塁で 5番 津波 響羽（つは・きょうわ）。センターへ2点タイムリーを放ちます。（６-０）
7点を追う北山はそのウラ、ノーアウト満塁のチャンスを作り1番 渡具知 星太（とぐち・せいた）。センターへのタイムリーヒットで1点を返すと（７-１）、続く2番 松田叶太（かなた）。センターへの連続タイムリー。3点目を入れます。（７対３）勢いが出てきた北山は1アウト１・3塁で４番山城 雄駿(やましろ・ゆうと)がタイムリースリーベース。北山が5点目を入れ点差を2点に縮めます。（７－５）
なおも2アウト満塁で8番 宮城 力輝(みやぎ・りき）最後はファーストへのファールフライとなり試合終了。北山は追い上げを見せましたがあと一歩届かずウェルネスが2年連続・準決勝進出を決めました。
興南対知念
4年連続のベスト8興南と3年ぶりのベスト8知念。試合が動いたのは3回、興南がヒットと送りバントで１アウト１．３塁とすると、3番仲田陽（なかだ・よう）が、初球をライト前に運んで１点を先制します。興南は、さらに2点を加えますが、知念は7回1アウト2塁のチャンスを作ると、興南は3番手でエースの田崎颯士（たさき・りゅうと）を投入します。
８番山内奨也（やまうち・しょうや）がヒットを放ち、１・３塁とすると、まさかのワイルドビッチ。知念が1点を返します。ここからスイッチの入った田崎は続くバッターを2者連続三振に打ち取り最少失点で食い止めました。興南高校が3年連続31度目のベスト４に進出しました。
エナジック対浦添商業
沖縄尚学を相手に7回コールド勝ちを収めたエナジックと、7年ぶりに準々決勝に進んだ浦添商業がコザの第1試合で激突。浦添商業は1回、3番友利公哉（ともり・ますや）
実況『ライト下がる！越えるー！2塁ランナー3塁を回る！先制は浦添商業！』
エナジックは今大会初めての失点を喫します。その後同点に追いつき３回、エナジックはセーフティバントで出塁した大城陽太郎を3塁に置き、勝ち越しのチャンスを作ります。
浦添商業 本原煌大主将「やってくるだろうなと思っていた。ここは自分が一回外して良いかなと思って。」
実況『1球外しました。3塁ランナーを挟む。アウト！浦添商業バッテリーの勝ち！』
エナジックに得点を与えず、１対１で試合は中盤に入ります。
一方、先制を許した玉城琉恩（たましろ・りおん）も、
エナジック 玉城琉恩選手「自分が抑えて流れを持ってこようと思っていたので三振を狙いにいった。」
4回には連続三振を奪うなど、相手に主導権を渡しません。5回、先頭バッター代打・金城琉生（きんじょう・りき）が3ベースで出塁すると、前のチャンスでアウトになってしまった大城陽太郎。
エナジック 大城陽太郎選手「自分のミスで点取れなくて自分のミスを取り返そうとした」
勝ち越しに成功すると、眞喜志健之朗の3点タイムリーなどで一挙5得点を挙げます。そして、
実況『6対1、エナジックが準決勝進出。創部3年目、初のベスト4に名乗りを上げました！』
KBC対与勝
3年連続3度目のベスト8・KBCは2回、2点を先制すると、連続タイムリーなどでこの回一挙5得点を奪います。しかし、2年ぶりのベスト8、与勝は2点を返すと、6回、3本のヒットで2アウト満塁のチャンスをつくり、先発ピッチャーとして登板していた5番比嘉幸（ひが・こう）。
与勝 比嘉幸選手「先輩たちに打てよと言われて、打ってやるという気持ちがあった」
一気に3点を返し、2点差に詰めます。しかし、KBCはその後9回0アウト1塁で5番 池間健人（いけまけんと）さらに1点を加え、2年ぶりのベスト4となりました。
今週土曜日に行われる準決勝の顔ぶれが決まりました！4校すべて私立となり、沖縄高校野球の勢力図の変化を感じます。QABでは、準決勝2試合、決勝1試合を生中継でお送りします。果たしてどこが甲子園に行くのか！どうぞご覧ください！
