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名護市辺野古の新基地建設で大浦湾側の軟弱地盤のくい打ち試験を行っていた作業船が大型サンゴを損傷させた件で、防衛局は「回復する可能性は十分ある」という見解を示しました。この見解は、防衛局が12日に開いた専門家らで作る環境監視等委員会で示したものです。

防衛局によりますと、今月4日、大浦湾上でくい打ち試験用の作業船が海底にいかりを設置した際、船といかりを結ぶチェーンが大型サンゴに接触したことが原因と見られる傷が確認されたということです。防衛局の担当者は委員会終了後、報道陣の取材にサンゴと船の十分な間隔が取れなかったと説明しています。

新基地建設で沖縄防衛局は大浦湾の軟弱地盤を固めるため、およそ7万本のくいを海底に打ち込む計画で、来月にも本格的なくい打ち作業に着手する見通しです。