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伊江島補助飛行場が使用できないことを理由に嘉手納基地でパラシュート降下訓練を行ったアメリカ軍ですが、その伊江島でも並行して降下訓練を行っていたことがわかりました。

伊江村役場によりますと2024年7月月2日、伊江島補助飛行場で午後1時から午後3時ごろにかけて、アメリカ軍のMC130輸送機と見られる機体から兵士がパラシュートで降下する様子を職員が目撃したということです。

アメリカ軍は、伊江島補助飛行場の滑走路改修を理由に嘉手納基地でパラシュート降下訓練を繰り返していて、おとといも行っています。

日本とアメリカのSACO合意では、パラシュート降下訓練は、原則、伊江島で行うこととなっていますが、軍は嘉手納と伊江島を並行して使う姿勢を示した形です。

QABでは、アメリカ空軍に嘉手納基地での訓練の目的について質問し、軍からは「基地で実施される訓練は、作戦遂行能力を確保するために必要である」と回答しました。

また、伊江島の滑走路改修に関連して、資材搬入が2024年10月から始まる予定ですが、改修の長期化の可能性も出てきています。アメリカ海兵隊は伊江島補助飛行場の滑走路改修の時期について「作戦保全上の理由」として回答しませんでした。