※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

今後、災害時に停電した際の電力源や新技術を共同開発していくとしています。脱炭素社会の実現に向け琉球大学と自動車メーカーが、再生可能エネルギーの利活用などを連携する協定を結びました。

儀間純記者「こちらで行っている魚の養殖、台風などの停電時に、この電気自動車から電力を供給できるようになりました」と伝えました。

琉球大学が、今回、協定を締結した企業は、日産自動車と琉球日産です。琉球大学では、これまで魚の養殖を陸上で行い、様々な問題解決を目指す農水一体型のプロジェクトを進めてきましたが2023年の台風6号による停電の影響で魚が全滅するなど、大きな被害に見舞われました。

そこで今回、白羽の矢が立ったのが電気自動車。日産自動車が取り扱う電気自動車を活用し台風などの災害で停電した際に陸上養殖の電力源として活用することや脱炭素化に向けた新技術を共同研究することなどが協定で締結されました。

琉球大学・西田学長は「去年の台風によりせっかく手塩に掛けて育ててきた(魚が)全滅という非常に辛い目に遭いました。これは何とかしないといけないと」と話しました。

琉球日産・仲井間社長は「協定を機に、これから益々電気自動車が沖縄県の中で、理解を頂けるようにですね我々の方も努力していきたい」と話しました。

今回の協定によって、日産自動車は、大学に外部講師を派遣するなど、人材交流や育成も行うということです。