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売り手市場が続く中夏休みを前に来年の春高校を卒業する見込みの生徒を対象にした合同企業説明会が宜野湾市で開かれました。

本村杏珠記者リポート「夏休み前に自身の進路について考えようと多くの高校生が訪れています」

この合同説明会は沖縄労働局と県教育委員会が開いたもので県内の56校から来年3月に卒業予定の生徒1600人が参加。観光業や製造業など県内に就業地がある企業137社がブースを展開しました。

県の担当者の嘉数哲さんはこの時期に行う理由として「7月に企業の情報を収集して頂いて、これから夏休みの間で各自で集めた情報を深めて頂いて、夏休み明けに企業に応募ができるよう準備をして頂きたいということで開催をしております」と話していました。

県内の新規高卒者の求人数は2022年3月末で3577人、2023年3月末で3689人と年々増加傾向にあり、人材不足が懸念される中、若い人材を獲得しようと企業も必死です。

初めた参加した沖縄公設さんは「人材不足が原因ですね、うちの会社も高齢化しているので若い人材を育てていきたいということで、高校生を獲得したいと思い参加しました」と話していました。

県内各地から説明会に参加した生徒たちは自身の将来に活かそうと真剣に企業の話を聞いていました。

本部高校の女子高生2人は「営業関係を見たくてきました」「観光系を見たくてきました」と話し、南部工業高校の男子高校生は「(企業説明会)めっちゃ選びやすいし、分かりやすいですね」と話していました。

県の担当者によりますと今週金曜日には大学生と専門学校生を対象にした合同説明会を予定しているということで、人材不足で売り手市場が続く中夏の暑さにも増して人材獲得競争が激しさを増しています。