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アメリカ空軍は8日、嘉手納基地上空でパラシュート降下訓練を3か月ぶりに行いました。県や周辺自治体は相次いで抗議のコメントを出しています。

濱元晋一郎記者「午後7時28分、兵士が航空機から飛び出しました。民間地から殆ど離れていない嘉手納基地に向かい、降下していきます」

アメリカ軍のパラシュート降下訓練は日米合意で原則、伊江島補助飛行場で行うこととなっていますが、2023年12月以降、軍は伊江島の滑走路の状態を理由に嘉手納基地で訓練を繰り返していました。

2024年5月以降は訓練を行っていませんでしたが、8日は午後7時過ぎから計3回にわたって兵士が上空の輸送機から基地に降下しました。一部の兵士は軍が、航空情報で告知した終了時刻の午後8時を過ぎて基地に降りてました。

訓練実施を受けて嘉手納基地に隣接する三連協会長の桑江沖縄市長は、「住民の安全と平穏な生活を守るという立場から容認できない」とコメントを出しました。

玉城知事のコメントでは空軍兵の性暴力事件が発覚した直後のタイミングにも触れ、「県民感情を全く理解していないのではないか」と指摘しています。