※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

南西諸島への自衛隊配備の意義を強調しました。陸上自衛隊の元幹部が、2024年7月8日、那覇市内で講演し台湾有事を念頭に抑止力の強化や国民保護の重要性を強調しました。

沖縄経済同友会で講演したのは、元陸将の番匠幸一郎氏です。

番匠氏は、陸上自衛隊でイラク派遣部隊の指揮官や九州沖縄地区の部隊を束ねる西部方面総監などを歴任、現在防衛大臣政策参与を務めていて、講演ではロシアのウクライナ侵略や中国の軍備拡張などの状況を報告。国が中国海軍の動きを念頭に、先島地域などで中心に進めている自衛隊配備の経緯を説明し、いわゆる台湾有事への対応について個人的見解としたうえで次のように述べました。

番匠幸一郎氏は「ここでしっかりと努力をするということが、台湾危機を防ぐ、遠ざけることになると思う。第一にやらないといけないのは、日本の国の防衛体制、特に南西地域の防衛体制をしっかり強めていくことだと思う」と述べました。また、番匠氏は、自治体が住民の避難を行う国民保護の重要性などにも言及しました。