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嘉手納町議会は5日、アメリカ兵による相次ぐ性的暴行事件などに抗議する意見書と抗議決議を全会一致で可決しました。

意見書と抗議決議では2023年12月に発生した嘉手納基地所属の空軍兵による少女誘拐暴行事件や2024年5月の海兵隊員が女性に性的暴行を加えようとけがをさせた事件は「人権を蹂躙する重大かつ悪質な犯罪」と指摘。

また、4日那覇市内で面識のない20代の女性の胸を触ったとしてアメリカ海兵隊員の男が逮捕されたことについて當山均基地対策特別委員長は「アメリカ兵による一連の暴行事件が大きな問題となる中で米軍の意識が低く強い憤りを感じる」と述べました。

その上で、速やかに被害者への謝罪や補償などを行う事や在日アメリカ軍の事件・事故が発生した場合は周辺自治体へ速やかに情報提供することなどをアメリカ軍や政府に求める意見書案と決議書案を全会一致で可決しました。

嘉手納町議会ではこのあと、可決した意見書を沖縄防衛局長に直接手渡し抗議・要請を行っています。