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今月も値上げラッシュは続きます。輸入ワインやコーヒー製品などが値上がりしています。

帝国データバンクによりますと今月値上げ予定の食品は輸入ワインやコーヒー製品などの「酒類・飲料」や「菓子」など411品目に上ります。輸入レーズンやチョコレートの価格高騰を受け「パン」が一部製品で1年ぶりの値上げとなります。

輸入製品が値上がりするのはこのところの円安の影響が大きいわけですが、秋にはさらなる値上げラッシュの可能性があるという事ですが、ここで家計調査の結果も見ておきましょう。

県統計課がまとめた4月の調査結果、節約傾向が続いています。まず2人以上の世帯の消費支出は1世帯あたり22万936円で前の年の同じ月と比べ物価の変動を除いた実質で14.2パーセント減りました。

次に2人以上の世帯のうち働く人がいる世帯の消費支出は1世帯当たり26万8015円で実質6.8パーセント減りました。いずれも6カ月連続での減少となっています。

働く人がいる世帯の収入は44万1146円で、実質では2.6パーセントの減少です。ただ、実収入から税金や社会保険料などを差し引いた可処分所得は37万6128円で、実質で1パーセントの増加となっています。

収入が実質で1パーセント上がっても値上げラッシュには追いついていけないというのが現状ですね。