梅雨が明けてやってきた夏。県内のいたるところで観光でやってきた人たちを多く見かけるようになりました。夏の到来とともに観光シーズンも始まった訳ですが、観光だけでなく県民にとっても大変重要な足が今週末使えなくなってしまうんです。
観光シーズンを迎えて国際通りもこの賑わい!観光の交通手段といえばバスやタクシー・レンタカーなど様々ですが、今週末あの交通機関が使えなくなります。
船越遼太郎記者「県民や観光客の交通手段として使われるゆいレールですが、今度の土日は一部区間で終日運休となります」そう、今度の土日に使えなくなるのは「ゆいレール」です。
ゆいレールでは新車両基地への分岐器の工事を行うため那覇空港駅から牧志駅の区間で終日運休となります。これに伴って運休となる区間では、代行バスが運行されます。
例えば那覇空港駅から代行バスを使う場合は切符を買った後に駅の下に設置されるバス乗り場から乗車します。他の交通機関に比べて定時運行が見込めるゆいレール。週末の利用を予定していた人は別の手段を検討する必要があるかもしれません。
ではゆいレールの区間運休について改めて整理したいと思います。
ゆいレールには那覇空港駅からてだこ浦西駅まで19の駅があり、運休となるのは那覇空港駅から牧志駅までの9駅の区間です。運休となる区間は特に多くの観光客が利用する駅なんです。
昨年度の1日平均の乗客数は那覇空港駅が19駅の中でも最も多く次いで県庁前駅、さらに高校野球シーズンでもあるためセルラースタジアムのある奥武山駅も多くの利用があります。では、ゆいレールを利用する予定だった方はどうすれば良いのか?今回は代行バスを運行するとのことですが、その代行バスの利用方法を見てきたいと思います。
例えば運休区間の那覇空港駅から首里駅まで利用する場合はまず那覇空港駅で首里駅までの切符を買います。この時に注意しないといけないのが普段は利用できる「ICカードが使えない」点です。乗車券を買ったらおよそ12分間隔で運行される代行バスに乗ります。無事にバスに乗れたら那覇空港駅から牧志駅までバスで移動して那覇空港駅で買った切符を使って牧志駅からはゆいレールに乗車できるという訳です。
ゆいレールは他の交通機関に比べて定時運行が見込めるメリットがありますが、代行バスは一般道を走行するので他の交通機関と同様に道路状況の影響を受けやすいこと、さらにゆいレールと比べるとそもそも乗れる定員が限られるためバスが来ても乗れない可能性もあります。
ゆいレールを運営する沖縄都市モノレールでは「長時間お待ちいただく可能性もある」として「別の交通機関の利用にも協力をお願いします」と呼びかけています。