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物流業界に新たな可能性を広げるものと期待されています。糸満市に、工業用アルコールや石油などの危険物を保管できる倉庫が新たに誕生しました。

糸満市西崎町の工業団地内に新たに造られたこの倉庫。工業用アルコールや石油などの引火性液体と呼ばれる危険物を消防法で定められた指定数量以上、保管できるという特殊な「危険品倉庫」で県内ではまだ数が少ないとされています。

この危険品倉庫の床面積は600平方メートル。高さ6メートルの倉庫内には264のパレットが収容可能で泡消火設備を完備するなど防火対策が充実したことで厳しい消防法の基準をクリアし顧客が扱う危険品を指定数量以上、保管できるようになったという事です。

仲眞良武部長は「今までは(都度)県外の方に商品を注文して、県外から送っていただくものですから、1週間とか2週間とか時間がかかったと思うんですけど、それを(一括発注で)当社の倉庫に保管する事でお客様に早く商品が届くというのが1番の利点となっております」と話していました。

先日、開かれた開所式で、太平運輸の比嘉哲哉社長は「この倉庫が出来た事で危険物の物流にご協力できる事が嬉しい」と倉庫の活用に期待を寄せていました。