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与那国島での自衛隊の利用を念頭にした空港や港の整備について玉城知事は、「慎重な事前調査が必要」との見解を示しました。

政府は、与那国島で整備計画がある大型の港や空港などを自衛隊の利用を念頭に整備する「特定利用空港・港湾」への指定候補にしているとみられます。与那国町議会は2024年6月14日、町内の空港や港について特定利用空港・港湾の指定を求める意見書を賛成多数で可決していました。

島への港湾整備について、玉城知事は2024年6月21日の会見で、見解を示しました。玉城知事は「大規模な工事であればあるほど、事前に慎重な調査は行うべきだろうと思うし、その点についても与那国町と意見交換を行いたい」と話しました。

また、与那国空港の拡張について、「需要や民間航空会社の乗り入れなどさまざまな観点から検討が必要」と慎重な姿勢を示しました。

一方、辺野古新基地建設で沖縄防衛局が県に2024年8月1日から大浦湾側の工事に着手すると通知したことについて玉城知事は、「協議が整わない中で、着手予定日が一方的に示されたことは遺憾」と述べました。