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慰霊の日を前に沖縄戦に動員された県内21の元学徒らでつくる「元全学徒の会」が19日那覇市で平和祈念祭を開きました。那覇市で行われた平和祈念祭には、90代半ばに達する元学徒ら12人が出席し、花を手向けたあと亡き学友たちを思って手を合わせました。
沖縄戦では、県内21の学校から10代半ばの学生たちが学徒隊として戦場に駆り出され多くの命が失われました。
学友の無念を伝えてほしいと元全学徒の会幹事の宮城政三郎さんが、作詞・作曲した歌を首里高校の合唱部が初めて披露し、元学徒らの思いを歌いつなぎました。
元全学徒の会共同代表・瀬名波榮喜さん「亡くなった旧友たちの顔が眼前に現れてくる。いつこの世を去るかわかりませんが、命のある限り慰霊祭は持ちましょう、そういう気持ちです」
翁長安子さん「なんでこんなに若者の夢も希望も断ち切って、みんなを殺してしまったあの戦争、許せない。二度と戦争はあってはいけない」
渡口彦信さん「あのみじめな地獄みたいな戦争はね後世にさせたくない、それだけ」
体力の衰えを感じながらも元学徒たちは、平和への祈りを捧げていました。