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辺野古新基地建設をめぐり、防衛省が、8月から大浦湾側の軟弱地盤を固める工事を本格的に始めることがわかりました。防衛省は18日、県に対し、軟弱地盤の工事に2024年8月1日以降に本格着手すると通告しました。

政府は大浦湾側の軟弱地盤に7万本以上のくいを打ち込む計画ですが、政府関係者によりますと8月に着手するのはこのくい打ちの作業で、新たな護岸を造る見込みです。

防衛省側は、16日の県議選で辺野古新基地に反対してきた玉城知事を支える与党が議席の過半数を割り込んだ結果を受けて、今後工事を加速させると見られます。

軟弱地盤を固める工事は、砂で固めたくいを海面から70メートルの深さまでうちこむものです。

アメリカ軍への基地の引き渡しは2030年代後半になると見られ、少なくとも10年以上、普天間基地の危険性は除去されないことになります。