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梅雨末期の大雨が続いています。きょうも朝方は本島中南部北部、久米島では激しい雨に見舞われ通勤通学で大変な思いをされた方多かったと思います。

うるま市にある無人島藪地島では土砂崩れが発生しました。現場近くに常住記者がいます。常住さん今の雨の様子などいかがですか?

常住記者「うるま市の屋慶名港です。現在、うるま市は雨は止んでいます。私の後ろに見える藪地島では午前7時ごろ「崖が50メートルほど崩れている」と目撃者から消防へ通報がありました。消防が駆けつけると島から本島に出る橋の入口付近でがけ崩れが発生し、土砂が完全に道路を塞いだため市道は現在も通行止めとなっています。復旧のめどはたっていません。」

「消防によりますと畜産業の50代の男性が一時孤立しましたが男性は船を使って島に入っていてケガもなく安否確認も出来ているということです。」

藪地島で畜産を営む男性は「道が封鎖していると牛が飲む水が無くて、今もうどうしたらいいのか分からない状態です。牛の状態見てきたんですけど徐々に徐々に(土砂)滑りがまだある感じですね。前回直している工事の作業員みてると二次災害が怖いなと」と話していました。

雨はきょういっぱい続くと見られ気象台は土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水などに警戒するよう呼びかけています。

大気が不安定な状態はあすも

中継 藪地島で土砂崩れ現場から

本島や久米島に大雨をもたらしたのは梅雨前線に流れ込む湿った空気の影響で大気の状態が不安定になったためです。

これまでの被害をまとめます。沖縄気象台によりますと久米島町謝名堂ではけさ6時半までの24時間雨量が293.5ミリに達し、6月の観測史上最大となりました。

この雨のため各地で冠水や土砂崩れが発生。名護警察署によりますと県道71号線の一部で土砂崩れの恐れがあるとして通行止めとなっています。これまでにけが人などの情報は入っていません。

沖縄本島地方では雨雲の発達の程度によっては警報を延長したり警報の地域が広がる可能性があります。あすにかけて落雷や竜巻などの激しい突風にも十分ご注意ください。