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陸上自衛隊第15旅団が沖縄戦を指揮した旧日本軍の司令官の辞世の句を掲載していることについて、市民団体が抗議の意思を示した琉歌を発表しました。

那覇駐屯地の陸上自衛隊第15旅団はホームページ上に、沖縄戦を指揮した旧日本軍の第32軍司令官・牛島満中将の辞世の句を掲載しています。

「ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会」は、2024年6月17日に会見を開き、ホームページから辞世の句を削除するよう15旅団と沖縄防衛局に直接求めましたが、現在も掲載をされていることを受け、具志堅隆松共同代表が「沖縄の住民は日本軍の戦争よって滅ぼされ戦没者の遺骨は土になっている」などと抗議の意思を込めた琉歌を発表しました。

具志堅隆松共同代表は「島ぬ青草や皇軍が枯らち戦さ枯骨や土になゆる」と述べました。また、「慰霊の日」に来県する岸田総理や関係閣僚らに対し、辺野古新基地の埋め立てに戦没者の遺骨が残る沖縄本島南部の土砂を使わないよう求めました。

市民団体は2024年6月17日、内閣府や防衛省に要請を行うということです。