今後の沖縄の行方を左右する県議会議員選挙はいよいよあさって16日投開票です。県内各地で候補者による訴えが続いています。
任期満了にともない実施される県議会議員選挙には、48の定数に対し、県内13の選挙区で75人が立候補しています。このうち石垣市選挙区は無投票となり、残りの12選挙区で、46の議席を73人で争う形です。
今回の県議選は2期目の任期も折り返しになる玉城知事の「中間評価」として位置付けられ、現在、玉城知事を支える与党と野党・中立の議席数が同数となる中、県議会の勢力図がどう変わるかが大きな焦点となっています。
県議選の投開票はあさって16日、日曜日です。
県議選 記者解説
ここからは船越記者とお伝えします。
船越記者「これまでの選挙戦では政党幹部が応援入りするなど、各候補者が訴えを続けている一方で、有権者の関心が高まっているかと言われるとそうとは言い切れないのが現状です。」
船越記者「今週火曜日までに期日前投票を行ったは人は5万8452人。前回の同じ期間より1600人あまり減っていますが前回より無投票の選挙区が減って投票できる有権者数が増えたのに、期日前投票の数は減っているという状況です。」
ここ最近は投票率の低下も指摘されていますし投票率がどうなるのか気になりますね。
船越記者「玉城知事の「中間評価」と位置付けられる選挙ですが有権者が4年に1度行える「意思表示のチャンス」でもあります。」「子どもの貧困や物価の高騰、基地問題など沖縄が抱える問題に対してどう取り組んでほしいのかという思いを投票という形で託すことができる機会です。」
船越記者「全県的な問題だけではく、例えばきょうの大雨で冠水の被害が発生して「この場所は大雨が降るとよく冠水するな」と思っている方もいるかと思いますがそのような地域の課題を解決してほしいという思いを訴えることも今回の県議選の投票で行えるという意味で大事な選挙と言えます。」
有権者の皆さんが普段生活している中で「こうだったらいい」「こうしてほしい」という沖縄や地域の姿を投票という形で示せる機会をぜひ生かしてほしいと思います。
県議選の開票情報はQABのデータ放送と公式ウェブサイトでお伝えします。ぜひご確認ください。