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2026年秋の復元を目指す首里城正殿の再建工事で、14日、屋根から地上を見守る龍を焼き上げる「焼成」が始まりました。
正殿正面の唐玻豊、そして屋根の左右に鎮座する「龍頭棟飾」長さおよそ3mと巨大なことから、1体ごとに200個ほどのピースに分けて作られます。
この技術を次の世代へつなごうと、令和の棟飾の製作には、平成の復元に携わった技術者に、壺屋焼きの陶工、県立芸大の卒業生など、若手職人・10人が加わった他、県内でとれた土や釉薬といった県産の原料を使うこだわりも見られます。
14日からは釉薬を吹き付けたおよそ30個のピースが窯入れされました。
若手技術者早川信志さん「沖縄の土や釉薬を使用しているので、新たな沖縄の顔となる龍だと思っている」
棟飾は、30分ごとに温度を確認しながら1210度から1230度で3時間、焼き締められ、およそ30時間の焼成を経て、週明けに窯出しされます。