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慰霊の日を前に沖縄戦当時使用されていた「壕とガマ」をテーマにした平和資料展が4日から、うるま市で開かれています。

この資料展は、戦時中、人々が壕やガマの暗闇の中で感じたもの何だったのか考えてほしいと企画されたもので会場には、うるま市で発見された壕やガマの写真が展示されています。

日本軍が掘った陣地壕と住民が掘った避難壕が複数、存在する兼箇段壕群の写真では入口が一定間隔に並び中が繋がっているなど人工的に造られた様子が確認できます。

一方で、伊計島のウシトラガマは自然に形成された洞窟で底知れない暗闇の深さを感じる事が出来ます。

うるま市立石川歴史民俗資料館の宮里実雄さんは「戦闘体験者が少なくなる中、戦争をどう見るか、体験するかという時に壕・ガマは大切な場所になるんじゃないかなと思いますので、この機会に(うるま)市内の壕・ガマを見て、知っていただければと思います」と話します。

この展示会は、石川歴史民俗資料館で7月下旬まで開かれる予定です。