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亡き両親に会えるような気がして。南洋群島慰霊と交流の旅へ出発

太平洋戦争当時、旧南洋群島での戦闘で犠牲になった県出身者の慰霊のため遺族らが2024年5月30日、サイパンへ向け出発しました。

旧南洋群島には、戦前から5万人を超える県出身者が移り住み、太平洋戦争でおよそ1万3000人が命を落としたとされています。

今回で54回目となるこの慰霊の旅には、遺族など37人が参加し出発式で、南洋群島帰還者会の上運天賢盛会長は、「犠牲者の慰霊とともに、現地の方々との交流を深めてください」とあいさつしました。

参加者は「(亡き両親が当時)サイパンで戦争を迎えて、長男と長女が向こうで戦死して(沖縄に)引き上げて来たんで」と話しました。

別の参加者は「これ(家族写真)を持って行ったら、両親と姉さんに会えるような気がして」と話しました。

一行は、2024年5月30日から5日間の日程でサイパンやテニアンを訪れ県出身者の慰霊碑の前で慰霊祭を開催する予定です。