※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
琉球ゴールデンキングス 広島に敗れ球団初のBリーグ連覇ならず

Bリーグ・チャンピオンシップ・ファイナルの第3戦。琉球ゴールデンキングスは、きのう広島ドラゴンフライズに敗れ、惜しくも2年連続の日本一とはなりませんでした。

勝った方が日本一となるチャンピオンシップ・ファイナル第3戦。初の優勝を目指す西地区3位の広島ドラゴンフライズと対戦。2年連続日本一をかけた最終決戦を一目見ようと、県内のパブリックビューイング会場にも多くのファンが駆けつけました。

今年のBリーグの戦いを締めくくる横浜アリーナでのファイナル。緊張と興奮の中始まった運命の第3戦は、第1Q、広島が2回のオフェンスリバウンドを取り、先制点を奪います(2点目)

キングスはインサイドを徹底的にマークする広島のディフェンスに苦しめられますが、リバウンド争いを体を張った小野寺祥太が制しキングスボールにすると、ルーズボールをジャック・クーリーがねじこみ、なんとかこの試合最初の得点。(2点目)

しかし、第2戦で高確率で3ポイントを決めた広島は山崎稜の3ポイント(9点目)、中村拓人も続き(12点目)、3ポイント攻勢で効果的に得点を重ねます。

その後も広島の激しいプレッシャーに押される中、岸本隆一の3ポイント、ブザービーター(9点目)が決まり、食らいつくキングス。17-12の5点ビハインドで第1Qを終えます。

しかし、第2Q、勢いのある広島は上澤俊喜の3ポイントで始まると、(20点目)その後も連続3ポイントでシュートタッチの良さを見せ、突き放しにかかります。(26-15)少しでも点差を縮めたいキングスは岸本隆一のディープスリー(18点目)。

そして、相手にぴったりマークされていたヴィック・ローがそのマークに競り勝ち、得点しながらファールをもらうバスケットカウント。(21点目)さらに、相手から岸本隆一がボールを奪い、冷静なパス回しで最後は再びヴィック・ロー(24点目)

徐々にキングスが勢いづく中で、前半を折り返します。第3Q、今村佳太がこの試合初めての得点を奪うと、(31点目)今度は相手のブロックの上を通すショット(33点目)33-35。エースの活躍で逆転に近づくキングス、 2点差に迫ります。

ディフェンスでは松脇と今村が相手を取り囲み、パスを通させません。しかし、広島は山崎稜が3ポイントを決めると(42点目)、元キングス、ドウェイン・エバンスがボールを奪い、高い壁として立ちはだかり、点差を詰め切ることができません。

小野寺祥太は体の大きい選手を相手に体を当ててファールを誘うなどガッツあるプレーでチームを鼓舞し、6点を追いかける第4Qに入ります。(40-46)泣いても笑っても最後の第4Q、主導権を握り追いつきたいキングスでしたが、フリーでシュートを打つことができず、5分間で4得点と苦しみます。

そんな中、中に切り込んだ今村(46点目)。さらにディフェンスではリバウンドに飛び込み、逆転で連覇へ。強い気持ちを見せます。しかし、「下剋上」で優勝へ。隙を見せない広島はドウェイン・エバンスの連続得点(58点目・60点目)で再び突き放します。これまで何度も劇的勝利で沖縄を感動させてきたキングス。ボールに飛び込み、最後まであきらめません。

しかし、決死の追い上げも及ばず。2023-24シーズンの王者は初優勝・広島ドラゴンフライズ。西地区3位・ワイルドカードで出場したチームが初の下剋上で日本一を達成。キングスはファイナル第3戦まで、たどり着いた優勝への道。惜しくも惜しくも「連覇」とはなりませんでした。

QABでは、この1年間、県民に感動を送り続けたキングスの特番を放送します。来月2日、午後1時55分から生放送です。ぜひ、ご覧ください。