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嘉手納基地で整備中だったアメリカ軍の航空機から燃料が漏れ、排水路に流れ込んでいたことが分かりました。

沖縄防衛局によりますと、2024年5月25日の午後0時45分ごろ、嘉手納基地内で整備作業後のE3早期警戒管制機からジェット燃料およそ190リットルが流れ出ました。

燃料は、雨水排水路に流れこんだということですが、基地の外への流出について軍から日本側には「確認中」との報告しかなく、不明なままです。

防衛局から連絡を受けた県は2024年5月28日、「環境汚染、県民の健康に悪影響が懸念される」などとして、再発防止や原因究明と報告などを防衛局に求めました。

一方、日米合同委員会では1997年に公共の安全や環境に影響を及ぼす可能性のある事故については、速やかに日本側に通報することを合意しています。防衛局はQABの取材に日本側への通報が発生翌日になったことについて「アメリカ側に確認している」とした上で、「こうした事案の発生に際して、速やかに通報されるようアメリカ側と緊密に連携して対応する」と回答しました。