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辺野古新基地の埋め立て承認について住民らが「県の承認撤回の回復」を求めた裁判で、原告適格を認め審理を一審に差し戻した控訴審判決を不服だとして、国がきょう上告しました。

裁判は、辺野古の住民4人が、県の埋め立て承認撤回を無効にした国の裁決は違法だとして撤回の効力の回復を求めたものです。

2024年5月15日に福岡高裁那覇支部は一審判決を取り消し、原告全員の適格を認めて審理を那覇地裁に差し戻す判決を言い渡しました。国は、「関係省庁と協議した結果、原告適格の考え方について不服がある」として、2024年5月28日に上告しました。

原告の1人・金城武政さんは国が上告したことについて「残念だ、最高裁は高裁判決を真摯に受け止め、却下してほしい。権力を強引に行使して工事を進める国もわたしたちの気持ちを受け止めてほしい」とコメントしています。