梅雨になって毎日ジメジメしていますよね。この時季、「本気で取り組まないといけないこと」に湿気対策があります。
しっかりやっておかないと部屋の至るところにカビが生えてしまうので、本腰を入れたいところです。
きょうは住まいコンサルタントの まえうみさきこさん にこの時季に実践したい湿気対策を教えてもらいます。
まずは「住まいコンサルタント」とはどんなお仕事なのでしょうか?
住まいコンサルタントまえうみさきこさん「(例えば)夫婦の仲がうまくいっていないとか、きょうだいげんかが増えてきたという人間の心理に関すること、間取りが原因のひとつだったりする、そういうことを心理学の視点から一緒に解決していく空間作りをしている」
例えば妻が夫とうまくコミュニケーションがとれていないと感じる時、ソファーの位置を変えるだけで関係性が良くなったりすることがあるそうです。まえうみさんは部屋の作り方で家族の仲がより良くなるお手伝いをしている方なのです。
そもそもカビはなぜ発生してしまうのでしょうか?
住まいコンサルタントまえうみさきこさん「カビって自然界の空気中に普通に存在している。それが家の中にいろんな形で窓から風に乗ってやってきたり、人の靴・洋服・ペットいろんな方法で入ってくる」
「カビが繁殖しやすい条件として4つ」
「高い湿度環境約60%以上から繁殖しやすくなると言われている」「室温は20度から30度の間で繁殖しやすいといわれているので沖縄は1年中」「ホコリが大好きなのでいかにホコリのない家にしていくかこまめな掃除が大事になってくる」「暗くて空気溜まり空気が滞っていてジメジメとしている場所がカビは大好き」
カビが大好きな環境
どれもこの時季に当てはまるものばかりですよね。対策としてできることは「カビのエサになるホコリをなくすこと」ホコリをなくすためには「こまめな掃除が必要」になります。
「掃除しやすい部屋は=スッキリと片づいている部屋」
湿気をとるための除湿剤を置くのはもちろんですが、そもそもカビが好まない掃除が行き届いた部屋を目指したいですよね。
その上でまえうみさんがおすすめする「梅雨の快適な過ごし方」とは?
住まいコンサルタントまえうみさきこさん「梅雨を心地よく過ごす3つのポイント」「まずは温度と湿度を下げる」「一番のおすすめは部屋の空気を循環させる」「エアコンの風に扇風機やサーキュレーターをあてて冷たい空気を室内でまわす」
部屋の空気を動かす。大切なのは湿気だけに注目するのではなく「部屋全体の空気を動かすこと」カビは暖かい空気と冷たい空気が接触する部分にできる結露が原因で発生するため、結露ができないようにすること。部屋の温度を一定に保つことが大事なのです。さらに!
住まいコンサルタントまえうみさきこさん「うっとうしさを五感で解決」「五感をうまく利用して涼しさを感じる空間の演出をおすすめしている」「青・水色、青緑などの寒色系といわれている色」「素材感ではリネンやコットンなど通気性が良いものが涼しく感じさせてくれるアイテム」
「青色メインの寝室」ベッドのシーツやソファー・クッションカバーなどの素材や色を変えるだけでも視覚的に過ごしやすい部屋になるそうです。
さらに!
住まいコンサルタントまえうみさきこさん「音や香りで空間を演出」「1/fのゆらぎ」「人間が心地良く感じるリズムのこと」「鳥のさえずり」「小川のせせらぎ」「香りは天然のアロマオイルをおすすめしている」「ティーツリー・ユーカリ・ペパーミント・ヒノキ・ラベンダーの5つのアロマオイルには高い殺菌効果・抗真菌消臭などの効果があって」「カビ臭さも抑えてくれる」
梅雨だからこそ工夫して過ごしやすい空間を目指したいですよね。カビに負けず梅雨を乗り切っていきましょう。