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2026年秋の完成を目指す首里城正殿の再建工事できょう、木工事が一区切りついたことを祝う式典が開かれました。
屋根・軒回りの工事を概ね終えた正殿を前に厳かに執り行われたのは、
玉城真由佳キャスターが「一般来園者も見守る中、建物の悠久の安泰を願う工匠式が始まろうとしています」と伝えました。
平安時代から続くとされる宮大工による伝統の儀「工匠式」です。槌打の儀の様子で「永永棟(えいえいとう)」と掛け声があがります。
式には、県出身宮大工も参加し、格式高い装束に身を包み地上からおよそ15mと屋根の最も高い位置に用いる部材・棟木を組み納める「槌打の儀」などで正殿の無事の完成と未来永劫の安泰を祈念しました。
宮大工・近藤克昭棟梁は「ホッとしている。一つの区切りなので本当にうれしく思っている」と話しました。
宮大工(北中城村出身)後藤亜和さんは「どんどん変わっていく首里城を見ていたので無事に上棟式まで迎えられて感動している」と話しました。
宮大工(那覇市出身)上原翔悟さんは「首里城・沖縄を愛してくれている世界中の人々からの支援でなされている工事なのでそれに恥じないように一日一日自分に嘘のない仕事をしていきたい」と話しました。
正殿の再建工事は、2024年7月にも瓦ぶきが始まり、2024年内には、朱色の弁柄塗装も予定しています。