Jリーグ・ルヴァンカップ、3回戦に進んだJ3・FC琉球はきのう、ホームでJ1・セレッソ大阪に挑みました。
先月の2回戦で初めJ1チームのガンバ大阪を破ったFC琉球。その後リーグ戦でも勝ち星を重ね、J3で2位につけています。3回戦の相手は、J1・7位のセレッソ大阪。日中の激しい雨が上がり、平日過去最多を更新する7034人のサポーターが駆けつける中始まったゲームは、セレッソ大阪、うるま市出身で元FC琉球の上門知樹(7・うえじょうさとき)のシュートで幕を開けます。
その後、森侑里(3・もりゆうり)が2回にわたってシュートを止めますが、(前半4:30)直後のコーナーキックからセレッソ大阪の平野佑一(4・ひらのゆういち)にヘディングシュートを決められ、序盤で先制を許します。
なかなかボールを前に進められないFC琉球でしたが、パスをつなげ、ガンバ大阪戦で決勝ゴールの白井陽斗(7・しらいはると)へ。(前半9:43)この試合初めてのシュートもゴールキーパーに阻まれます。さらにその7分後、強いパスを前に出すと、(前半16:25)抜け出したのは再び白井陽斗!
このプレーで白井を止めた相手選手はレッドカードで退場となり、人数有利になったFC琉球は、ペナルティエリアにボールを入れ、(前半33:22)果敢に攻め込みますが、チャンスを生かしきれず、なかなかゴールをこじ開けることができません。0対1で前半を折り返します。
なんとか追いつきたい後半、開始とともに入った高安孝幸(19・たかやすたかゆき)がいきなりシュートを放ち、積極的にゴールを狙うと、左サイドからのボールを上原牧人(22・うえはらまきと)のヘディングシュート(後半54:21)。絶好のチャンスでしたが、ゴールキーパーの好守に阻まれます。
その後は、セレッソ大阪の運動量と球際の強さが光り、なかなか得点の機会を作れません。J1チームとの3回戦で高い壁を破れなかったFC琉球、1点を争う接戦も2試合連続での金星とはなりませんでした。
FC琉球 上原牧人選手「たくさんのサポーターの中で試合できたことはとても幸せだったので、僕たちが見に来たいと思えるようなサッカーをしないといけないと思うのでこれからもっと頑張りたい」
FC琉球 白井陽斗選手「もう自分たちに残されたのはリーグ戦しかないのでそこで100%出せれば」
来月からは再びJ3のリーグ戦が始まり、今シーズでのJ2昇格に向けた激しい争いに臨みます。