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2024年も本島周辺の海で、神秘的な光景が見られました。2024年5月21日の夜遅く、サンゴの産卵の瞬間をカメラがとらえました。5月21日、水中カメラマンの長田勇さんが向かったのは、本部町の山川港。

そこから沖合に出て、サンゴの様子を確認するためにダイビングをすると、今にも産卵をしそうなサンゴを見つけました。そして5月21日午後10時半、ブダイがぐっすり眠るなかテーブルサンゴを中心に産卵が始まりました。神秘の瞬間です。

卵のように見えるのは直径およそ1mmのバンドルと呼ばれるカプセルで中には精子と卵子が入っており水面に到達するとカプセルが弾けて受精します。数週間、海を漂った後、岩などに付きそこを住処とします。

この日の水温は23.5度、水深3mから12mに生育する群体の産卵が見られ幻想的な光景は、1時間ほど続きました。

撮影をした長田さんは、「今後も1年に一度の生命の神秘を撮影し続けていきたい」と話していました。