Bリーグ・琉球ゴールデンキングスは、セミファイナル第2戦で千葉ジェッツに勝利し、1勝1敗としました。
先に2勝した方がファイナルに進むセミファイナル。2年連続の日本一を目指す西地区2位のキングスは、ホーム・沖縄アリーナで、東地区3位の千葉ジェッツと戦いました。
第1戦でキングスは岸本隆一のこの試合最初の3ポイント(3点目)やアレックス・カークのダンクシュート(5点目)などキングスの持ち味を存分に発揮し、好スタートを切りますが、千葉ジェッツも日本代表・富樫勇樹を中心に正確なショットとスピードのあるオフェンスで得点を重ね、リードを奪い、29対24と5点ビハインドで第1Qを終えます。
第2Q、牧隼利の3ポイントシュート(27点目)、インサイドでもボールをもらってショートを決める(29点目)など活躍しますが、千葉ジェッツはこのクオーターだけで5本の3ポイントシュートが決まるなど、高いシュート成功率でリードを広げます。後半も隙のない千葉ジェッツのリズムを崩すことができず、第1戦は95対62で敗れました。
中村アナウンサー「第1戦は30点を超える点差がついたんですね.」
寺崎アナウンサー「そうなんです。この試合、選手もファンも後半は特に静かだったように感じました。」
そして、試合の終了間際。キャプテン田代直希選手が、「しらけた顔でプレーするな。積み上げてきたものはこんなもんじゃないでしょ」と選手たちを奮い立たせていたということです。
ファイナル進出へ後がなくなったキングス。選手たちはしっかり気持ちを切り替え、チャンピオンシップらしい気持ちで試合に臨めていたと桶谷ヘッドコーチは話します。
琉球ゴールデンキングス 桶谷大ヘッドコーチ「試合前のハイタッチのところからみんな力強くて、きょう大丈夫だなと感じていた」
第1Q、アレン・ダーラムの3ポイントで先制すると、(3点目)、岸本隆一も3ポイント(8点目)で応えます。先週のクオーターファイナルで右足首を負傷した今村佳太は、第1戦に続き、痛みを押しながら出場。連続スリーポイント(13点目・16点目)を決め躍動します。ディフェンスでは、体を張ってボールに果敢に飛び込み、相手に思うような攻撃を許しません。
23対13と10点リードして第1Qを終えます。圧巻は第2Q、これまで激しいディフェンスなどでチームを救ってきた小野寺祥太。
琉球ゴールデンキングス 小野寺祥太選手「1本目のタフショットが入った時点で「きょうはシュートタッチが良いかも」と思っていた。チームメイトも信じてパスを出してくれた」
3連続スリーポイント(37点目・40点目・43点目)。10点リードで前半を折り返します。後半もキングスの選手たちはボールに飛び込むハッスルプレーで、過去最多8643人のファンが集まった沖縄アリーナを沸かせます。
そして、相手が人数をかけて守るその間をパスでつなぎ、アレックス・カークがダンク(55点目)を決めると、さらに元千葉ジェッツ・ヴィック・ローのバスケットカウント(59点目)。
第4Qにはヴィック・ローのシュートから、リバウンドに飛び込んだのは荒川颯(64点目)。得点のチャンスを逃しません。チームの連携がかみ合い、攻撃の手を緩めなかったキングス。81対63で勝ち、1勝1敗に持ち込みました。
琉球ゴールデンキングス 小野寺祥太選手「どんなに格好悪くても泥臭くても勝てればよいと思って戦いました」
琉球ゴールデンキングス ジャック・クーリー選手「キングスのファンからの声援やエナジー、情熱は届いているし、逆にキングスのファンが応援できるようなプレーをしないといけない」
勝った方がファイナルへの進出を決める第3戦はあす午後7時5分から始まります。第3戦で勝つカギとして、富樫勇樹選手の最初のシュートを入れさせない・シュートのリバウンドを取る!そして何よりもこちらです!エナジーです!これは選手にもキングスのファンにも私にもいえる事です。あすは沖縄アリーナから生中継で熱気をお伝えします。